山田かまちの絵や詩、画像を集めた。やはり彼には「天才」を感じた。

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「山田かまち」私にとってこの名前はごく身近なものだった。

実家の生業が美術商だったからだ。

先日、久しぶりに「山田かまち」の名前を耳にし、彼の絵や、詩を改めて見た。

やはり彼は早熟であり、天才だったんだなあと思った。

私の周りが意外にも「山田かまち」を知らないという人が多かったのでネットでも見てみたが、どうもそうらしい。

日本にこんな才能が存在した事が伝わっていないのはさみしいと思い、彼の絵や詩をまとめてみた。

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山田かまちのプロフィール

名前:山田かまち

生年月日:1960年7月21日

没年:1977年8月10日・17歳

出生地:群馬県高崎市

高校:群馬県立高崎高校入学

「かまち」の名前の由来

終戦直後、両親が読んだ歴史小説、「日本歴史物語」の主人公の名前「鹿麻知」をとって名付けられた。

そして「かまち」がひらがな表記なのは「かまち自身が自由に漢字をあてられるように」と両親が意図したため。

ここにも彼が才能を輝かせる一端を感じる。

子供が自分の名前を自由に決めて欲しい。なんてなかなかできないですね。親御さんの感性も素敵です。

17歳・夏。彼は逝った

高校1年生の17歳の8月、自宅でエレキギターを練習している最中に死亡。

このエレキギターは17歳の誕生日にプレゼントとして贈られたものであった。

死因は感電事故だという。

この時分、かまちがセッションを重ねていたのがあのBOOWYの氷室京介や、松井恒松だというのは有名な話である。

音楽でも飛び抜けた才能を持っていいたと思われる。

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山田かまちの絵画

まず、小学校三年生時の作品

出典:NAVERまとめ

上記三点、すべて小学三年時のものである。

ただただ驚くばかり。

小学校低学年であれば、人や、物の輪郭を綺麗に書き出し、色を正確に塗れれば「絵が上手い子」であり、それだけで親は「うちの子、才能あるのでは?」と思うレベルだ。

かまちが描いた絵は、すでに物体の輪郭だけでなく、その造形を自分のタッチで書き出している。

しかも色彩の濃淡も巧みに使い(というより本能だろうが)、動物そのものの質感が出るように描いている。

特に三番目の象の絵などは黒と青の2色のみ。

通常は低年齢の場合、目に入った色彩をそのまま素直に描き出すのでカラフルになる。かまちの画は完全にそれから逸脱してベテランの画家が描いたかのような仕上がりになっている。

そして彼のデッサン。

出典:エレファントカシマシ

もう、誰が描き方を教えたの?とか、真面目に絵の勉強をしていた。とか。

そんな次元ではないのである。タッチがもう、生まれながらにして「山田かまち」。教えてできるものではない。

そういう意味ではやはり天才なのだろう。巨匠と言われる方々の初期(若い時)の絵を見ても、結構小学生なら小学生なり、高校生なら高校生なりなのである。

そこから試行錯誤し、その人独自の「画風」が構築されていくものである。

私の実家に絵を預けていく方々も(巨匠ではないが)

私が小学校の時のものと、私が高校を卒業するあたりのものとはだいぶタッチが変わる。

中には180度方向転換し、「違う人が描いたのかな?」というケースも少なくない。

マンガを例に挙げると解りやすいだろうか?皆さんも解ると思うが、第1巻と第30巻あたりでは大きく画が変わっていますよね。

でも・・かまちは・・このタッチからこの構図や質感から大きく変わるイメージが湧かないのです。もちろん細部は変わるのでしょうが・・天才ってそういう事なのではないでしょうか・・。

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山田かまちの詩

これはかまち最後の詩です。

かまち おまえは、
人に好かれるか好かれないかということで
生きているのではなかったはずだ。

おまえは、
生きる。ただ、自分の生き方を貫く、それ
ひとつだけのために。

おまえは裸。
たったそれだけ、おまえの心しか
この世にはない。

おまえは生き方をつらぬく。
消えるまで、生命が消えるまで。
全ての力を出し切って、生ききる。
それが、おまえの生き方だ。

おまえの生き方をつらぬけ、
それは意地ではない。
美しさだ。

今までは、人のいう事を聞きすぎた。
みじめな気持ちになり、
仲間が欲しくなり、
ろくでもないやつを
仲間だと思いこむ。
そこからおまえがくずれてゆく。

かまち。
おまえは自分をもっと大切にしろ。
激しく美しく生きろ。
みせかけや、その時のいくじなしなみじめ
さは、軽く、安いものだ。
激しい美しさは、夏の叫びこそが美しい。

くだらん連中に妥協するな。
おまえにはおまえがある。
人のことは考えず、
自分の生き方をつらぬけ。
輝く激しさだけを信じろ。
今を信じろ。
自分を信じろ。
ただその燃える一本の生命を信じろ。

おまえは美しい。
それは誰が何と言おうと、
変わることのない偉大な事実だ。
人に悲しまされるな。物事に悲しまされるな。

おまえは生きることを生きろ。
おまえは再びおまえをつかめ。
おまえは眠っていた。
それをゆり起こして、
さあ、再びおまえを生きるんだ。

再びお前を!
妥協は敵だ。
おまえはおまえでしかにのだ。
おまえがおまえでなくてどうする????
おまえは生きることを生きろ、
昔を想い出せ!

かまちの詩は、シンプルな言葉で直情的なものが多いです。

出典:amipapaのブログ

彼の葛藤が素直に綴られています。言葉は「蓄積」から「創造」されるもの。という事で・・。

でもこれ・・ブルースリーに通ずるものがありますよね。凄い。

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まとめ

個人的には直感、感覚で捉え、表現していた絵の方に強く興味をひかれます。

山田かまち美術館には今でも健在です。わたしも2度足を運んだことがあります。

やはり彼の残した生の絵や詩集を見ると、その都度私は「才能って何だろう」と考えさせられました。

みなさんも一度、足を運んでみてはどうでしょうか?

感じ方は人それぞれだと思いますが、非日常に連れていかれるパワーがあるのは間違いないと思います。

 

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