ウーバーイーツの問題。登録店とユーザーは置き去りに?

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主要都市で新しい出前サービスとして注目されている「ウ―バーイーツ」。

飲食店側は配達員を雇わなくてもよく、初期投資を抑えられ、リアルタイムで出前できるかできないか、ボタン1つで設定でき、混雑時は注文を受けなくてもよい。

配達員は自分の好きな時間に配達でき、使用するのは自身の自転車や原付。しかも素人だという。

もうこの時点で課題と問題だらけであるが、この先どういう展開になっていくか考えてみたい。

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ウ―バーイーツ、登録店舗側の課題と問題

初期投資が極端に抑えられるのが店舗にとってはありがたい。配達員もいらず、容器だけの用意で「出前」を開始できるのだ。しかし課題は山積みだ。

混雑時の受注はどうする?

 

デリバーリー専門店では無い店舗を多く取り込んでいるウ―バーイーツ。という事は、通常のランチ営業、夜の営業ををしながら、の対応となる店も多い。時間との戦いは?

と思うだろうが、実は、お店がタブレットの操作一つで到着までの時間をいつでも決める事ができる。デジタル的に問題は解決している。

しかし、アナログ的に起こる事こそ本質的な問題である。

店舗の忙しい時間はデリバリーも忙しいのだ。よって「お客さんがが注文したい」時に提示の時間は「待ち」の数字が大きくなる。

これでは「安定した自店のファン」を獲得することは難しい。

さらに、自店舗が急に忙しくなった時、それこそ一瞬のスキでタブレットの操作をしなければならない。それは簡単では無い。

さらに、配達員がその日はいないなど重なると、とてもではないが固定客は見込めなく、メディア向けに「登録点数は急上昇としながら、開店休業の店舗がかなりの数にのぼる状態になるのは容易に想像がつく。

しかも、提供する店舗側もデリバリーは初めてであり、容器の選定も、どの料理をどの容器でデリバリーしたら、到着時に一番良き状態になるか、全くわかっていない店も数多いはずだ。

さらに、デリバリー用の料理ノウハウもない。

筆者は飲食業界に15年身を置いている。

一流の和食の料理人がつくる「御節」

人気がある仕出し屋の「弁当専門の調理方法」のノウハウ。

蕎麦屋の出前。

ここではそのノウハウは軽々しく紹介はできないが、出前や、出来立てではない料理の提供について、彼らが考えていた事はいちいち衝撃であった。一長一短に出来るものではない。

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ウ―バーイーツ、配達員の課題と問題。

運搬方法の問題

昔の蕎麦屋のスーパーカブの吊り。最近のデリバリーバイクの構造。

かなり考えられている。しかも今までのデリバリー(出前は)自店の商品に特化して考えられた乗り物である。

ピザの宅配ボックスなどは横揺れにも縦揺れにも強い。そしてピザそのものも揺れに強い。ピザが出前の定番になった最大の理由の1つである。

今回、ウ―バーイーツの配達員は自前の自転車や、いわゆる原付二輪車。素人が運搬用で無い乗り物で、ましてや汁物の場合もある料理を安定して運ぶのは物理的に不可能だ。

 

ウ―バーイーツで用意している容器もあるだろうが、厳選されているのだろうか?もっと単純に、大雪はまだしも、大雨や猛暑の時に出勤義務がないため、彼らは平気で休むであろう。

なんせ、空いた時間に自分のペースで。そういう働き方をしたい人々だからだ。

しかも個人情報などはどうするのか?何かあってからでは遅い。契約書や口頭での説明では防ぐ事は出来ないだろう。

そして、物理的な問題だけでなく文化の問題もある。

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ウ―バーイーツ、文化の違いをどう乗り越える?

ウ―バーイーツはすでに33か国で展開されている。

こういった事に目をつけると確かに日本でも成功できそうですし、システム自体は面白いと、出資する人間も出てくるだろう。しかしである。日本人の「真面目さ」が上記で紹介したような課題、問題を「まあ、いいか」で済ませるとは思えない

全世界ではないが、多くの国ではレストランを予約して、来店しないなんて事はよくある。私も飲食店舗に勤めていて、外国人が予約したのにも関わらず来店しない確率は3割くらいあったのではないか?

もう、文化の違いとしか言いようがない。

そこへ来ると日本人は大変律儀。そして、それは店側も求められる。しっかりと「お客様」として対応をしてくれと。

個人的には非常に良い事だと思っている。この土壌がある日本で「チョット汁が垂れてるけどいいでしょ?」や、「天気が悪いから配達無し」は馴染まないと思われる。

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まとめ

 

本記事の課題や問題点はデリバリーに置いて初歩中の初歩。やる前から容易に想像できたはずなのに未だに解決されていないと知人からも聞いた。

ウ―バーイーツの社長が、情報番組で

「アメリカでは食材(料理)以外の宅配も行っている地域もあるので頑張りたいと」語っていた。

何を言っているのだろうか?料理ではないから運びやすいのでしょう・・・。

拡大路線で突き進んでいる現在は数字は上がっていくだろうが、登録店舗のプラス要素も薄く、「ユーザー置き去り」になる日は近い気がしてならない。

 

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