タクシーの事前確定運賃。実証実験が開始。支払いの不安解消へ。

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国土交通省は日本交通などタクシー大手4社と共に、8月7日より配車アプリで事前に運賃を決定、乗車できる「事前確定運賃」の実証実験を始めた。3000円以上の長距離走行が対象。渋滞などでの「時間加算」も無し。

乗車客の料金への「安心」を確保する目的。

また、東京五輪へ向け外国人の移動手段としても「わかりやすさ」を確立し利用への動機に繋げる目的。

メリット、デメリットはいかに?

長距離の事前料金確定は時間加算の不安を解消

昼間の仕事中や観光、そして「夜間料金」の時間帯である飲み会の帰路など。

様々なシーンで利用するタクシー。今回の事前確定運賃は3000円以上の利用時に限られているが、まずは長距離の運用時に適用で問題ないだろう。

そして、タクシーの運転手や、カーナビに頼るしかない「渋滞回避」を気にする事が無くていいのは、大きなメリットになるのは間違いない。

特に深夜帯。深夜ならではの道路工事で思わぬ渋滞に巻き込まれた経験がある方も多いのではないだろうか。

2割増の料金である深夜の渋滞も気にせず乗車できるのは「安心」そのもの。

運転手の側にしてもメリットが大きいのでは?

運転手側からしてもありがたいシステムであろう。

時間加算による「稼ぎ」が一切排除されるシステムだ。導入の初期は体感的に抵抗感があるかもしれない。しかし、昼間はあまりないと思うが、夜の酔客の料金トラブルは多い。

目先の何百円よりも深夜の酔客などのクレームなどの減少につながるのなら、同システムは歓迎なのではないだろうか。

観光客も自身のアプリで地図確認、安心

東京五輪へ向けての外国人も含み、土地勘のない観光客などにも安心のシステムになる。

一昔前など、いわゆる「おのぼりさん」がタクシーに乗って「遠回り」「ボッタクリ」というレベルの運行、走行があったのは・・事実。

なぜなら筆者もされた事がある(怒)。東京で。詳細は・・書こう。

東京10年目。まだカーナビがタクシーに無い時代。両親が上京、東京駅で待ち合わせ、そのままタクシーで東京タワーへ。超絶田舎者の私の親父が「東京タワー」まで。と「フランス語か?」と思うほどのイントネーションで伝え・・にこやかに出発したタクシーは恐ろしい回り道を。上京してきた両親の前で波風立てたくないので、黙って目的地まで。私が料金を払い両親を先に行かせ、一瞬の間に「あ、皇居(次行く予定の)までの道聞いておく」といってタクシーに戻り、過払い分を分捕った。タクシー会社は・・伏せておこう

脱線した。話を元に戻す。

事前にアプリ内の地図で間違いなく確認、決済をできるのは観光客にとって安心だろう。外国人だって英語表記の地図があれば何ら問題ないはず。

大いに観光に活用できるはずだ。

一方で客として見ると幾つか不便では?と思う点もちらほら。

アプリがタクシー業界で統一ではない

事前確定運賃は「各タクシー会社のアプリ」をそれぞれ利用する事になる。

  • 日本交通グループ「全国タクシー」
  • 大和自動車交通グループ「大和自動車交通タクシー配車」
  • 第一交通産業グループ「モタク」
  • 国際自動車グループ「kmタクシー」

の4種類。ダウンロード開始は、8月7日から。

それぞれのタクシー会社で、それぞれのアプリを使用しなければならない。

「4つのアプリを入れておく」というのは現実的では無く・・できれば統一のアプリを作成して欲しいものだ。これは大きなデメリットになるのではないか?

迎車のみに適用。迎車料金が加わる

事前確定運賃は事前予約と迎車の場合にのみ適用される。

実質タクシーを利用する客は「その場で拾う」が大半、これはこのシステムが広まる障壁となるだろう。

改善の提案・アプリを1つに統一。運用できるタクシー会社を登録制に

考えられる改善点を。

できる事ならば、「タクシー業界でアプリを1種類にする努力」をして頂き、

「それに対応できるタクシー会社を登録制」にし、解りやすいステッカーや社名表示灯のあたりに何か細工が出来ればいいのではないか?そして迎車だけでなく、道でタクシーを拾った場合でも使用できるようにすると、客としてはありがたい。

各社それぞれの利益の確保もあるので、現行の形にはなっているとは思うが、この方が世間には浸透しやすいのではないか。

通常運行との差額が気になる

純粋に気になるのは通常運行と事前確定運賃の差額だ。

事前確定運賃での走行中、料金メーターにはカバーが掛けられての走行になる。これに関しては実験中で、乗客のアンケートをとり今後の対応を決めるとの事。

筆者の見解では、昔と違い昨今のタクシー業界はコンプライアンスを重視しており、システムや実際の接客もかなりの改善がみられる。今回の料金設定は業界を信用し、この「目隠し」システムでいいのではないかと思う。

まとめ

小泉内閣時、タクシー業界も「自由化」の波がやってきた。タクシーの数も一気に増え競争が激化した。それでも、日本のタクシーは世界的に見て、ナンバーワンのサービスだと言われている。

オリンピックに向け「白タク」の導入などの声があがっているが、ただでさえ飽和状態のタクシー業界だ。

日本人ならではの気づかいや気配りが評価されている「日本のタクシーサービス」今回の施策で一丸となり、より一層のサービスの向上で業界の底上げになる形が一番好ましいのではないだろうか?

 

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