鈴木信行氏・梅毒急増は中国人が原因とツイート。問題解決なるか?

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2016年あたりから新聞や大手キー局でも取り上げられる事が多くなった「梅毒患者の急増」のニュース。

どの報道も、「注意喚起」に過ぎず、感染経路までは深掘りはしていなかった。そこへ来て葛飾区議会議員である鈴木信行氏のツイート。科学的根拠があれば感染源特定につながる功労だが果たして・・?

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梅毒患者の数は右肩上がり

日本国内における梅毒患者数

出典:東京都感染情報センター

確かに日本国内の梅毒患者数は10年前、2006年は100名ちょっとだったのが、昨年2016年には1650名と16倍の数に激増している。合計の感染者は2016年時点で5036人、5000人を超えたのは44振りである。そして訪日中国人の数も見てみよう。

訪日中国人観光客の推移

確かに梅毒患者数が増え始めた2012年から2014年のあたりからこちらも右肩上がりで上昇している時期、パーセンテージもかなり近い数字になっている。

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梅毒患者急増の原因が中国人という医学的根拠や感染経路特定の根拠は?

では日本の梅毒患者が中国人から梅毒を「うつ(感染)された」という根拠はあるのだろうか?

まずは感染源である個人の特定はされるのかという点だが、医師は「感染経路」と「感染地域」を届け出る必要はある。

が、「個人」の特定までは報告の義務も必要もない。よって中国人からの感染なのか、日本人からの感染なのか、確かな統計データは無い。

客観的な数字からの推測は

では、統計上の数字をはじきだしてみよう。中国での梅毒患者数に関しての統計から訪日した【男性の】「中国人の梅毒患者数」(性風俗で遊び回るのは男性の為)を計算してみる。

中国国家衛生・計画出産委員会が作成し、東京大学医科学研究所・アジア感染症研究拠点がホームページで公開している「2015年全国法定伝染病流行状況」によれば、中国の梅毒感染者数は15年で43万3974人、そのうち死亡症例数は58人。法定伝染病で報告発症例がもっとも多いのはウイルス性肝炎で、次が肺結核、これに続くのが梅毒だ。

出典:biz-journal

東大の研究チームのHPの数字だ、確度が高いのは間違いないだろう。中国には43万人の梅毒患者がいる。2016年の訪日中国人は600万人を超えており、中国の人口13.8億人のうち43万人の梅毒患者数。成人に絞ったパーセンテージは

13.8億×約75%(成人済み人口)=10.3億人

43万人÷10.3億人=0.04%(中国における梅毒患者のパーセンテージ)

600万人×0.04=240000人÷2(半数は女性だとして)=120000人

なんと年間12万人の中国人の男性梅毒患者が訪日している計算になる。男性たるもの旅の恥は掻き捨てとばかりに、性風俗などに行く確率も高いだろう。

客観的な数字から算出すると、かなり信憑性は高くなるのか・・・?

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議員の発言ならば、誤解を生まぬよう絶対的な根拠が欲しい。

こうしていみると、あながち間違っていない・・というか、「やっぱり中国人が原因なんだ」と思わせる程の数字かもしれないが、数字の計算だけで「絶対の根拠」にはならない。そうなってくるとDNAレベルでの検査しか方法は無いだろうが・・。

鈴木信行氏は葛飾区議会議員、国の政事の一端を担っているわけだ。一般企業の社長なら「鋭い観察眼」となるのかもしれないが、政治家であるならば差別などのあらぬ誤解を生まぬよう、もう一歩踏み込んだ根拠をもって、性風俗を取り巻く環境を実際に替える事ができれば(入店制限や梅毒検査で陰性の人のみ入店可等)間違いない「功労」となるだろう。

梅毒は油断していると死に至る事もある、本当に怖い感染病である。日本、中国問わず感染する事が無い様な対策が構築される事を期待したい。

 

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