
またもや介護施設での殺人事件が起こった。
東京都中野区の施設で83歳の男性を殺害したとして、警視庁捜査1課が元介護士の皆川久容疑者を逮捕した。
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目次
皆川久容疑者・殺人容疑で逮捕
2017年11月14日深夜。東京都中野区の介護施設で起こった男性の死亡について捜査していた警視庁捜査1課が殺人容疑で皆川久容疑者を逮捕した。
皆川容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
皆川久容疑者だけでは無い。介護施設・障害者施設で起こる事件・事故
川崎老人ホーム連続殺人。
2014年11月から12月にかけて川崎市の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」にて相次いで入居者3人が転落死し、初動捜査では変死として処理されたものの殺人事件の可能性が疑われていた。2016年2月16日、神奈川県警はこの件に関わった元職員の男(2016年2月当時23歳)を殺人容疑で逮捕した[1]。元職員は2015年5月に同老人ホームで繰り返し窃盗を行った容疑で逮捕され、懲役2年6カ月執行猶予4年の判決を受けていた。
久留米老人ホーム暴行事件
福岡県久留米市の老人ホームで男性介護士(44)にたばこの火を押しつけるなど繰り返し暴行を加え、男性はやけどが化膿して感染症にかかり、左腕を切断した。有料老人ホーム経営鳥巣栄一容疑者(38)ら2人が28日、傷害容疑で逮捕されました。
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相模原障害者施設殺傷事件
神奈川県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」に、犯行当時26歳の元施設職員の男Aが侵入し刃物で19人を刺殺、26人に重軽傷を負わせた大量殺人事件である。第二次世界大戦後の日本で発生した殺人事件としては犠牲者の数が最も多く、戦後最悪の大量殺人事件として日本社会に衝撃を与えた。
介護や障害者施設の過酷さは想像を絶する
筆者はそういった施設で働いたことがあるわけでは無いが、父方の祖父を自宅介護していた経験がある。
そして祖父は完全に痴呆だった。飯を食べ、20分後に「飯まだか」などは日常茶飯事。先に亡くなった祖母の事も「おかあちゃんどこだ?」は1日30回は聞く。亡くなるまで8年程その祖父を自宅介護していた。
私は当時中学から高校にかけての時期。部活を遅くまでしていた事もあり、直接祖父の介護をする事は無かったが、さすがに壮絶だった。私の母は我慢強く介護していたが、やはり年に何度かは大声を荒げていた。
父も監視カメラをつけてまで祖父を看た。今思うとよく途中で投げ出さなかったと・・。
1人を看るのも壮絶なのに、施設には何十人という要介護者や、障害者がいる。普通の感覚では精神的に正常でいる事の方が難しいだろう。
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皆川久容疑者・SNSは更新無し。仕事のストレスは・・
そんな施設で働く皆川容疑者。皆川容疑者のものと見られるSNSが存在するが、それぞれ2年前程から更新はされていない。少し孤独を感じる。
今回の事件を許すという事はない。殺人は殺人だ。受けるべき判決を受け、罪を償わなければならないし、遺族への謝罪も一生のもの。
しかし、数ある職業の中でも過酷さでいえば上位に入ってくる仕事場だ。働く側のケアも非常に重要なはずだが、仕事のストレスなど相談できる友人や知人、上司はいたのだろうか。
25歳の若者がSNSを更新していないというのは今の時代、稀有なのではないか。相談できず自分の中にため込んでしまった結果だったとしたならば・・
これから超高齢化社会が続く日本。施設そのものや、働く人々のケアも十分に考える必要があるだろう。
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