免許返納。方法は1つではない。様々組み合わせて「納得」してもらおう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

超高齢化社会の中で一番身近で、一番「大事」になる可能性を秘めている高齢ドライバーによる運転。

各自治体でも高齢者に対し「免許の返納」が呼びかけられているが、当の本人は「わしはまだ大丈夫」が定番。なかなか難しい問題である。

だが、高齢者の運転が関与する交通事故の確率は年々高くなり続け、2017年現在、10年前の1.9倍になっている。高齢者自身だけでなく、事故に遭ってしまう相手もいる。被害を未然に防ぐためにも免許の返納は重要だ。

ではどうしたら「納得」して返納へ導くことができるのだろうか?

スポンサードリンク

返納率は都会の方が高い

東京都内や大阪府内であればそんなに車に依存する必要もなく、返納率も高い。1位が大阪の3.21%。2位が東京の3.06%。大変なのは地方だ。そして地方でも車の運転が危険な雪国であればある程「車が足」の現実。

だが、そればかり気にしていてもしょうがない。高齢者の運転が関与する交通事故は年々高くなり続け、2017年現在、10年前の1.9倍だ。

ではどうしたら「頑固なおやっさん達」は免許返納へ傾いてくれるのだろう。

知識と経験がある高齢者。安全運転には絶対の自信。それを傷つけてはならない

人生70年。自身のプライべート、仕事、地域のコミュニティにおいて様々な経験や知識を得て、齢70にして、皆様「御大」の気分。

ようは「殿様気分」なのである。

仕事に追われる事も終わり、子供も手が離れ、悠々自適な時間を過ごしているのだ。殿様気分も仕方がないし、むしろ苦労してきた人生です、そうあって欲しい。

そこへ「殿、そろそろ運転のお遊びは反射神経などの問題もあり危ないのでおやめになって下さい」

といったところで殿は50年連れ添った大事な遊び道具を手放すわけはないのである。「なにを?わしの運転が危ないと申すのか?」

となって終わり。なので直接的に言っても聞き入れて貰えない。

スポンサードリンク

免許返納への道・その壱、人生を労って送り迎えをしてあげよう。

そんな御大達の心理を上手く利用?(失礼!)し、出来るだけ出かける時の送り迎えを頻繁にしてあげよう。

皆様、毎日お忙しい中だ。そうそう簡単に送り迎えできる時間がある人達ばかりではないだろうが、ここはひとつ。毎日でなくとも、1週間の生活の中に送り迎えを無理のない程度でいいから入れよう。

これに反発する高齢者は非常に少ない。我が地元の町内でこれを実践している同世代は多いが、断られる事はまずない。

ここから徐々に「車離れ」の状況を作る。

私はバイクの中型免許を持っているのだが、15年来乗っていなかった。そして40歳になった時、ある機会に久々に400ccのバイクに乗ったら怖くて一日たっても慣れなかった。

高齢者の方の運転の感覚も同じ。極端な話、70歳をこえて、1年間全く運転しなくて、1年後にすぐ同じ感覚で乗れる高齢者は数少ない。「怖さ」を訴える方が多い。

免許返納への道・その弐、「相手がいる」事を擦り込む

「免許返納したら?」の問いに、返答は「わしはまだまだ大丈夫」である。

要は自分の老いを指摘された事への反射的な答えの事が多い。

そうでは無く、やはり相手がいるというのを事あるごとに刷り込むのは必要だ。

新聞、テレビなどでもたらされる事故の情報があった時に「人事じゃない」そして自分の運転で「見知らぬ誰かが傷つく可能性がある」と。

ここは「絶対の自信ある?」と聞いてもいいだろう。その時に返答は無かったりするのだが、そこは人生経験が長い皆さん。グ~っと考える事が多いです。

それだけで運転に対しての意識は変わってきます。「自分の事より他人の心配」をいつも問うてあげればいいのです。

スポンサードリンク

免許返納への道・その参、車にかかる実費で納得

皆さんお解りだろうが、車というのはそれだけでもう贅沢品だ。

軽自動車と普通車が一般的だと思う。

  軽自動車 普通車
ガソリン代 93,000円 93,000円
駐車場代 120,000円 120,000円
自賠責保険料 10,985円 12,475円
任意保険料 50,000円 70,000円
車検代 40,000円 60,000円
消耗品代 30,000円 50,000円
自動車税 7,200円 39,500円
重量税 5,700円 30,000円
合計 356,885円 474,975円
  • ガソリン代…年間10,000km走行、1L140円、燃費15km/Lで計算
  • 駐車場代…月10,000円×12ヶ月
  • 自賠責保険料…2年分÷2 任意保険料…基本的な契約内容で
  • 車検代…2年分÷2 消耗品代…多めにみています
  • 自動車税…毎年課税 重量税…車検時2年分÷2

引用:軽自動車の選び方

スポンサードリンク

さらに車体のローンが月々5万円程だとすると、年間100万円程かかるのだ。

そう、真面目な話、タクシー呼び放題なのである。往復で2000円かかったとしても1カ月毎日乗っても6万円。そんなに乗る事は無いだろうから、どう見積もっても車両を保有しているというのは贅沢なのである。

田舎の人間は、このあたりがかなり盲点になっている。

田舎=「車社会」。私も雪国出身なのでいい歳になるまで考えもしなかったが、東京暮らしで会社の経費なども管理するようになってから「車は超のつく贅沢品」だという事に気づいた。

なんなら、車を手放せば世界旅行にでも行けてしまうのだ!

まあ、実際は車の維持費がかからなければ、実生活の何かにお金は回るのだろうが、実際の金額は嘘もまぎれもなく上記の金額。

これは納得するのに大きな材料になるのは間違いない。

「車にこんな掛けるんだったら、夫婦で日本(世界)一周でもして来れば?」

なんて言えばかなりグラつくのは間違いない。

スポンサードリンク

行政も高齢者の運転免許更新には慎重に。制度も改革

高齢者の運転事故の増加に伴い、行政も動いている。

平成29年3月からは新制度が施行される。

詳しくは警視庁「高齢運転者に関する交通安全対策の規定の整備について(平成29年3月12日施行)」

特に75歳以上の免許更新の際にはかなり細かい検査があり、法での抑止が期待できそうな内容になっている。

まとめ

少し砕けた表現もあったが、これは実際、私の近しい仲間。職場の人間やお客さんからも沢山の意見を聞き、効果が高かった方法を上げてみた。

この先も良き方法が耳に入った時は追記しようと思う。

何はともあれ、大事な我が親の安全と、被害者を出さない為にも早期の免許返納が広まればと思う。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニュースジャパン24をフォローしよう!

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*