広陵中村は清原に遠く及ばない・・清原はやはり偉大すぎる「ヒーロー」だった。

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中村奨成選手が甲子園の本塁打記録を塗り替えた。

素晴らしい打率。

素晴らしい本塁打記録。

素晴らしい才能の選手。

しかし清原には遠く及ばない。

清原和博は・・何者だったのだろう

最初に言っておく。中村選手が残した数字も、本人の努力も、才能も素晴らしい

これは筆者のノスタルジーと、元アスリートとしての目で見た「独り言・・・」

夏の甲子園・大会最多本塁打記録を塗り替えた2017

2017年・夏。

今年も夏の甲子園が開幕。

注目の早稲田実業・清宮幸太郎選手は出場を逃したが、逆にそれが今回の甲子園にニューヒーローの出現を促し、盛り上がりを見せている側面もある。

今回の大会は、準決勝の時点で夏の甲子園大会の総本塁打記録を更新している。金属バット導入によるホームランの激増、それを受けてラッキーゾーンの撤去により、ホームラン数はまた落ち着き。

それでも2000年に入ってからは盛り返しており、2006年には60本の新記録が打ち立てられた。

そして2017年は大会記録も個人記録も塗り替えられた。

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甲子園史上最多6本塁打の広陵中村奨成選手と清原和博氏

広島の名門・広陵高校の捕手で3番の中村奨成選手が準決勝で2本のホームランを放ち、大会通算6本塁打とし、32年ぶりに清原和博氏の大会通算記録5本塁打の記録を塗り替えた。

バットを上段に構え、長身を生かし一気に振り抜き、思い切りのいいバッティングで打率も6割、打点も17と超えるという神ががったバッティングを見せている。

肩もプロ級

キャッチャーとしての盗塁阻止や強肩も存分にみせている。肩だけ見ればプロに入っていも即通用する。強肩と評される高校生は毎年出てくるが中村選手は別格。久々に「鉄砲肩」といった表現がぴったりな高校生を見た。

では、中村選手と清原氏。どちらが上なのか。

野球選手としてのスケールは圧倒的に清原氏に軍配だろう・・・というより長い高校野球の歴史の中で、清原氏以上の選手は未だ出ていないと筆者は思っている。

技術的な違いは「右に(本塁打を)打てるか」だがそれよりも・・

清原氏はプロ1年目19歳で31本のホームランを打っている。

後にも先にも、大学卒、社会準野球出身を含めてもルーキーで30本以上本塁打を打った選手は清原氏と桑田武氏の2人だけ。高卒では清原氏1人だけである。結果だけで評価するわけでは無い。

そこに至るプロセスが秀逸。

 

1年生時から無類の長打力を発揮していた清原は、練習や試合でレフトにいい当たりやホームランを打つと「調子乗んなよ」と、いわれの無い「お灸」をすえられる事もあり、その結果、ホームランにならない様にライト前にヒットを打つ練習をしていた。そうしているうちにライトへの打球もホームランになっていく。これが技術的に大きな意味を持ち、プロ1年目で31本ホームランを打てた大きな理由の一つ。

本人はテレビなどで「ライトに「ヒットを打つ」つもりなんですが、ホームランになっちゃうんです」「で、結局またシバかれる(笑)」と笑いも含めエピソードを語る事も多かったですが、右にホームランを「狙って打てる」高校生は歴史上でも数える程しかいない。

「シバかれたくない」から生まれたのは、プロに入ってからも随一だった逆方向への長打力。なんとも皮肉な話である。右に打てるという事は「インサイドアウト」できているという事。必然的にインコースに対してもいいバットの軌道を描ける。

中村選手は「絶対に」ドラフトにかかる逸材だ。しかし自身の身体能力で打っている部分が大きい。もちろん紆余曲折ありながら今の形に辿り着いてはいるだろうが、清原氏の様な技術が身についているとは思わない。

筆者の印象では現在日本ハムの4番、中田選手に印象が似ている。プロの1年目は2ケタ本塁打は無理だろう。まして1軍で使い続けても2割打てないだろう。1割に満たないかもしれない。

技術的な大きな違い。だがそんな技術的な事よりも・・・

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清原和博の凄さをこの歳でまた感じるとは・・

「世紀のヒーロー」なのだ。

清原和博は「昭和」の歴史に名を刻むヒーロー。

スポーツ界だけでなく・・。

時代を象徴するスーパーヒーロー。

理屈で語り切れない怪物・・。

それは1年生に夏の甲子園で誰もが予想しなかった「やまびこ打線」池田高校戦の圧倒的勝利。

そしてそのままY商(横浜商業)に勝ち優勝した事。

木内監督率いる取手二高の「奔放野球」に敗れた事。

最後の甲子園で2本のホームランを放ち再び優勝した事。

「甲子園は清原のためにあるのか」のアナウンスを引き出した事。

胸のアミュレットを握るPL独特の祈り。

なによりKK。清原には・・・桑田がいた。

そしてその桑田との・・あのドラフトがありながら

プロ1年目に31本の本塁打。

全てが神がかっていた。

ゴジラ松井が凄いと騒がれても、中田翔がホームランをかっ飛ばしても、「怪物」を見た気にはなれなかった。体の芯から震えさせるようなバッターは清原の後、いない。

今回も中村選手が残した数字を見れば素晴らしい。もしかしたら今度は40年50年抜かれない程の大記録だ。

しかしすべてを圧倒して、凌駕して、迫ってくる凄みは感じない。清原を見てしまっているから・・

「清原ってやっぱスゲーな」

私もいい大人になったのに「スゲー」でしか表現できない。そんな存在なのだ。

同じ時代にグランドに立っていた者に、またこうして思わせてくれる清原和博に・・・乾杯。

 

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