希望の党惨敗。小池百合子氏・代表続投でも辞任でもいばらの道。

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「政界の渡り鳥」小池百合子希望の党代表。

「安倍一強政治」を倒そうと立ち上げた希望の党。自民党を倒すどころか、立憲民主党にも5議席及ばず、野党第一党の席にも着けず、結果は「惨敗」と言えるものだろう。

政界の渡り鳥・・。「政界の流れを読む能力に長けている」と褒め言葉だったはずだが、今回「烏合の衆」となってしまったこの事態。どう流れを読んで切り抜けるのだろうか・・?

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小池百合子氏・都知事選からの流れを追ってみる

小池百合子氏にここまで多くの人が目を向け、期待し始めたのは東京都知事選からだろう。それまでの経歴はご存知の方も多いと思うので割愛する。

振り返ってみると、2016年の都知事選は舛添要一氏が公費の私的流用問題で糾弾され強気の姿勢から一転、辞任した事から始まっており、急な選挙だったのは間違いない。

「政界の渡り鳥」はこのタイミングを逃さなかった。防衛大臣まで務めた小池氏。自身の他で断トツに実力と知名度がある候補者も見当たらないと判断したのだろう。実際立候補した人物。そして立候補が取り沙汰された人物で現実味があり、小池氏に迫るのは誰だったのか。

実際に都知事選を戦った人物

鳥越俊太郎氏・・知名度、実績、能力も小池氏と遜色ないのは間違いないが、いかんせん76歳という高齢が響いた。演説を見ていても喋りがゆっくりで年齢を感じさせていた。個人的には、もう十年若ければ間違いなく小池氏にも競り勝ったと思っている。

増田寛也氏・・岩手県知事・総務大臣を経験した増田氏。実績、実力も申し分ないと思われる。しかしいかんせん自身の名前を「ひろや」と読みます。という所から有権者にアピールしなければいけなかった知名度の低さを払拭できなかった。

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出馬が取り沙汰され、現実味があった人物

宇都宮健児氏・・元日弁連会長(日本弁護士連合会会長)2012年、舛添氏が当選した都知事選では96万票を集めており、2位。96万票実際に集めた実績は本物。そして、2016年7月11日の記者会見で立候補を表明している。が、7月13日に「市民運動を担う人の間で、対立的な状況になりかねない」と野党統一候補として決定した鳥越に譲る形で立候補を取りやめた。実際に立候補していたら小池氏を脅かす存在になる実力は持っていただろう。

石原伸晃氏・・自民党や内閣でも要職を務めていた石原伸晃氏。言わずと知れた石原家の出で知名度は抜群。だが、当時東日本大震災の復興に尽力していた事もあり、本人は出馬に前向きでは無く辞退した。

蓮舫氏・・東京都選出で2016年に改選期を迎え、知名度も高いことから、民進党内では擁立論が高まったが、6月18日に行われた事務所開きにおいて参議院選挙への出馬を明言し、都知事選への不出馬を表明したもし出馬していたら恐らく「小池対蓮舫」の一騎打ちが見れたのではないかと思う。

他にも世間の「この人に出て欲しい」という思いから様々な方の名前も挙がっていた「安藤優子氏」「池上彰氏」「橋本徹氏」「東国原英夫氏」「堀江貴文氏」などメディアでの知名度が抜群の面々だが、各々出馬の予定は無い事を早々に表明している。

こういった情報戦(実際にはもっと細かな駆け引きや情報操作があると思うが)は小池氏の得意とする所だろう。「勝算あり」と打って出た結果、当選した。

だが、上記の候補を見ると「急な選挙で、結果的に有力候補がおらず当選」というのが実状だろう。

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小池都知事誕生後・混沌とする都政

日々膨大な案件を判断、施行していく都知事であり、大々的にメディアで取り上げられているものだけで判断すべきではないと解っている。

しかしあえて、築地・豊洲の移転問題の判断を取り上げると、「結局何を基準にし、どうしたいのか」が見えてこない。東京都民である築地の人々の生活はもちろん、東京五輪にも大きく関わっているこの問題は、都政において優先順位が高い案件であるのは間違いない。

それが未だ混沌としている。混沌としている中で国政に打って出る判断を下す事になる。このあたりから小池氏の「渡り鳥感」が悪い方向に出始めたのではないか・・。

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国政政党「日本ファーストの会」設立

2017年8月7日、小池氏が一番の理解者とする若狭勝衆院議員が国会内で記者会見を開き、政治団体「日本(にっぽん)ファーストの会」を7月13日付けで設立し代表に就任したと発表した。小池百合子都知事は、9月に開講する政治塾で初回の講師を務める。年内に国政の新党結成を目指しているとしている。代表はあくまでも若狭氏とはしていた。

都知事の職もおぼつかない中で、国政に目を向けるという。この動きにニュースジャパン24では警鐘を鳴らしていた。そして最終的に党代表に就くのは小池氏ではないかとも・・。

東京都は全盛期の勢いが無いとはいえ、日本だけでなく世界で見ても有数の都市だ。総理並みとは言わないが、相当の仕事量や責任がある。知事の仕事を全うしようとしたら本来は国政に目を向けている余裕はないはずだ。

現に、この動きを知った公明党の山口那津男代表は8月21日の記者会見で「小池知事には、ぜひ知事職をしっかり遂行していただきたい」とけん制している。

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安倍首相の解散宣言を受け、希望の党を結党・代表に

日本ファーストの会を立ち上げた時、「自身が国政新党の代表に就く事は無い」と頑なだった小池氏。

それがどうだ。安倍首相の解散総選挙を受け、民進党を離党した議員を窓口に民進党と合流し「希望の党」をスピード結党。小池氏自ら代表に。選挙の為だけの代表・・。そして合流する民進党党員にも自らの政策に賛同できないものは「排除する」と発言し反発を呼び求心力を失っていく。

結果は希望の党の惨敗。小池氏は何が見えて、何が見えなかったのだろうか。

希望の党・惨敗。小池氏の今後の判断は

「安倍一強政治」を倒そうと立ち上げた希望の党。自民党を倒すどころか、立憲民主党にも5議席及ばず、野党第一党の席にも着けず、結果は「惨敗」と言えるものだろう。

なにがいけなかったのか・・。

自分自身がのし上がっていく為に必要な嗅覚は抜群だったのだろう。しかし、自身が「長」になった時、必要な能力は全く別のものだった。という事ではないか。

防衛大臣も歴任しているからその辺りも経験済みでは?という向きもあるだろう。確かに大臣は長としての舵取りもするが、「出来上がった組織」の「長の職に就いた」だけなのだ。周りを固める官僚や職員が優秀ならば、よっぽどおかしい事をしなければある程度上手くは回る。

しかし、「0から1」それ以降、組織を治めていく際も基本的に「自身の判断が全て」になる。組織をまとめ上げる「長」の能力・・。

今回の惨敗は組織のトップとしての能力をさらけ出したと言える。さあ、ここからである。人間に失敗は付きものだ。ここからどういう立ち振る舞いをするかで真価が問われる。

代表の座を退き、都政に集中すると宣言すれば党内から「無責任だ」と言われるのは目に見えている。代表を続けたまま都政も頑張るといえば聞こえはいいが「本当にできるのか?」といわれる。

ここまで来たら自身が手を付けたものすべてを、死ぬ気で完遂するのが最も解りやすい結果だが・・一度もつれた糸を解くのは容易ではないだろう。

 

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